どうもこんにちは!ピザ大好きのピザゴンです。
…今日もスルーしてっとwww。
今回は、山崎製パン株式会社、 通称「ヤマザキパン」が初の飲料系の「機能性表示食品」として、難消化性デキストリンを配合した
名付けて「煎茶(せんちゃ)」を平成29年4月4日から全国で新発売します。
新発売を記念してではありませんが、今回のヤマザキ「煎茶(せんちゃ)」に含まれる「難消化性デキストリン」の効果と、
今年流行とも言える「機能性表示食品」のお勉強も兼ねて、考察していきたいと思います。
目次
ヤマザキの「煎茶(せんちゃ)」とは?
出典:https://www.yamazakipan.co.jp
まずは、山崎製パン株式会社(今後略称:ヤマザキ)から新発売される「煎茶(せんちゃ)」とはどんな飲み物なのか?
そしてなぜ? 今まさに「機能性表示食品」事業に力を入れて来ているのか?
昨年(2016年)の「ヤマザキショック」をおぼえてますか?
これは私の個人的推測ですが、その背景には、昨年(2016年)にあった
「ヤマザキショック」での売り上げ低迷や「ヤマザキのコンビニ事業である、デイリーヤマザキの赤字」が要因の1つとして考えられます。
ヤマザキショックとは?
ちょっと話しが脱線しますが、簡単に掻い摘んで説明しますと…。
昨年、山崎製パンの子会社のヤマザキナビスコで販売してきた「オレオ」や「リッツ」など4つのブランドのビスケットやクラッカーを国内で製造・販売ができなくなりました。
理由は商品ブランドとしてライセンス提供していた米企業の「モンデリーズ(旧:クラフトフーズ)」が菓子事業を自社で取り込む為、山崎製パンに販売権の返上を求めたからです。
ヤマザキ側も、「ヤマザキ全体の営業利益の12%も上げている子会社の、さらにヤマザキナビスコの売り上げの4割を占める主力商品である『ナビスコブランド』が使えなくなると言う事なので、
「何とか販売を継続できないのか?」
と交渉をかさねたらしいのですが、モンデリーズ側が折れず
とヤマザキに屈辱の要求をしたらしく、それが製パン業界王者のヤマザキのプライドをいたく傷つけ、かくしてモンデリーズとの契約解消(決裂)なった…。
と言う次第です。
これを読んで(知って)ムカつきませんか~?
これを知ってから私は今後、モンデリーズブランドとなった「オレオ」や「リッツ」を買うのを考えるようになりました。
代わりにヤマザキがその後販売している「ヤマザキビスケット」や「ルヴァン」を応援する事にしましたね~。
「ヤマザキビスケット」や「ルヴァン」とはどんなお菓子なのかは、こちらの動画で紹介しております。
▼YBCスタンドパックシリーズ 「選べるおいしさ篇」▼
今度こそ、ヤマザキの「煎茶(せんちゃ)」とは?
話しが脱線しましたので、本題に戻しますねw
ヤマザキの「煎茶(せんちゃ)」とは? どんな飲み物なのか? 調べて見ると
機能性表示食品の「煎茶」を新発売
「煎茶」は、食品表示法で定められた「機能性表示食品」です。製品1本当たりに5gの難消化性デキストリン(食物繊維として)を含んでいます。難消化性デキストリンは、食事から摂取した脂肪の吸収をおだやかにする機能があること、糖の吸収をおだやかにする機能があることが報告されています。
さらに、おなかの調子を整える機能があることも報告されています。緑茶の甘みに香ばしい香りを加え、スッキリとした後味に仕上げました。お食事の際に、1本(500ml)、1日1回を目安にお飲みください。
ヤマザキグループの「デイリーヤマザキ」、「ヤマザキショップ」のほか、ヤマザキ製品取り扱い店で販売されます。
「機能性表示食品の「煎茶」を新発売」- ヤマザキ公式HPより引用
なるほど…。
つまり、
「難消化性デキストリン」と言う成分が5g配合されていて、太り気味でお腹の調子が悪い人にはうってつけと言う事なんですね。
では、「難消化性デキストリン」とはどんな成分なのでしょうか?
難消化性デキストリンとは?
出典:http://www.asahiinryo.co.jp
難消化性デキストリンとは、ジャガイモやトウモロコシのデンプンに含まれる水溶性食物繊維の事で、腸内で食べ物の水分を取り込んでゲル化するという特性があります。
最近非常に注目を集めて成分でもあります。世の中にある特定保健用食品の約3割が難消化性デキストリンを含むとも言われています。
具体的な効果や効能については
- 糖の吸収スピードの遅延作用(食後の血糖値の上昇を抑制する作用)
- 脂肪の吸収スピードで遅延作用(食後の中性脂肪の上昇を抑える作用)
- 整腸作用
- 内臓脂肪の低減作用
- ミネラルの吸収促進作用
と、「中性脂肪の上昇を抑えてくれる」と言う、中性脂肪に悩まされているメタボリック症候群の私たちには嬉しい効果が期待できます。
また、血糖調節効果については、実は脂肪と密接な関係にありまして
「血糖値が急激に上昇すると一時的にカラダは脂肪を溜めやすい状態」※になります。
※血糖値が急上昇すると、糖も過剰に身体に吸収される仕組みについては、また後日お話ししますね。
その事から、
糖の吸収を穏やかにし、血糖の急激な上昇を抑える『低インシュリンダイエット』の効果もあります。
糖質を多く含む米やパンなどの主食を食べてもOK!
血糖値を急激に上昇させる食材と言えば糖質を多く含む米やパンなどの主食が有名ですが
これまでは「糖質を控える」ために、食事ではそれらを多く含む食べ物を控えてたのが、「難消化性デキストリン」を含んだ煎茶を一緒に飲むことにより、糖質の吸収を抑えてくれます。
糖質の摂取量が低くなる結果、脂肪の増加抑制にもつながりますので「難消化性デキストリン」は高血糖でな太り気味の人には良い事ずくめの成分と言えるでしょう!
おいっ!そのドヤ顔やめろ?うざいから。
機能性表示食品とは?
「難消化性デキストリン」の事は大体わかりましたね。
では次に考察する「機能性表示食品」とは何なのか?
こちらについても調べて見ました。
機能性表示食品とは
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。ただし、特定保健用食品(通称:トクホ)とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
「機能性表示食品の「煎茶」を新発売」- ヤマザキ公式HPより引用
本当によくわからんですよね?(;^-^Aフキフキ
正直、わたしもこの記事を書きながらその違いを勉強しているくらいですからwww
「時の大臣」もこんな事言ってました
時の大臣も
とこんな感じで言ってました↓
▼“トクホと機能性”違い分かりにくい 河野大臣(15/10/22)▼
という事で、河野元大臣やナオミさん、わたくし含めた、違いの分からない方のために、
「特定保健用食品(トクホ)」と「機能性表示食品」の違いについて説明して行きますと。
- 特定保健用食品(トクホ)
その食品の健康効果についての国が審査し許可を与えた食品 - 機能性表示食品
その食品の健康効果について企業が国に届け出を行った食品
ん~? と言うと?
で、私もあなたも思ったのは恐らく、
ではないですか?
それについては、「どちらが効果があるのか?」は、その人個人のケースや使用状況によって異なりますので一概に言えませんが
これだけは言えるのが、
特定保健用食品(トクホ)の商品の方が値段が高いです。
なぜかと言うと、例えば「販売する最終製品による人での試験」がトクホの方では原則必要など、国の許可を受ける為に、時間と労力がかなり掛かります。
つまり、
その商品を販売するために、販売前にものすごく開発費用が掛かる。
のが特定保健用食品(トクホ)と言う事です。
あのバンザイしているマークは企業からしたら、消費者ではなく開発に携わった人達のバンザイなんでしょうね(;^-^Aフキフキ
それに比べて「機能性表示食品」は、効果を示す研究論文や文献調査のみでも届け出る事が可能です。
つまり、トクホに比べて、製品の開発と販売するまでの時間など企業が製品を販売するのに随分とハードルが下がったのが「機能性表示食品」と言う事ですね。
くわしくは、「トクホ」と「機能性表示食品」のちがいを説明した動画が、サントリーさんから紹介してましたので、そちらをご覧ください。
▼健康飲料NAVI 120秒で納得!「トクホ」と「機能性表示食品」のちがいって何? サントリー▼
今後両者はどうなっていくのか?
今後は「特定保健用食品(トクホ)」と「機能性表示食品」はどうなって行くのか?
と言うと、あなたが企業側の人間ならどう思います?
私が思うには、トクホ商品もそれなりに出てきますが、
「機能性表示食品」の商品の方がたくさん世の中に溢れてくると思います。
ちょっと乱暴な言い方しますと、
って言うか、ウチ(企業)はトクホの様に商品開発する設備も人材も費用も無いし…。
と言ってそうな企業の「機能性表示食品」をそろそろあなたは手に取って見ているんじゃないですか?
2020年頃には「機能性表示食品」はひょっとして?
つまり、どういう事かと言いますと
今後は「機能性表示食品」商品がたくさん出てくると共に、中には
「○○の効果が期待できると報告されています。」
と、機能と効果を謳っておりますが、
その元となる「研究レビュー」自体が怪しい事が分かり、国からその「機能性表示食品」に対し、
是正勧告を受ける商品や企業が絶対に出てくると思いますよ?
そして2020年頃には「機能性表示食品」について、あまり考えたくありませんが、ちょっと悪い方向で
規制や関心が高まっているかも知れませんね?
まとめ
話しがかなり逸れましたが、平成29年4月4日から販売されるヤマザキの「煎茶(せんちゃ)」や「機能性表示食品」についておさらいしますと
- 「難消化性デキストリン」成分が5g配合された飲み物である。
- 「難消化性デキストリン」には、以下の効果が期待される。
食後の血糖値の上昇を抑える
食後の中性脂肪の上昇を抑える
整腸作用 - 「特定保健用食品(トクホ)」ではなく「機能性表示食品」として販売される。
- 「機能性表示食品」については、今後商品が増えて来る事が予想される。
- 「機能性表示食品」については2020年頃には悪い方向で、規制や関心が高まってるかも知れない。
いや~、かなり長文な考察になってしましました~(;^-^Aフキフキ
いつもですが、
その機能や効果を調べれば調べて行くウチに、明るい希望の話しだけではなく、ちょっと暗い気を付けなければいけない事も分かって来てしまいまして…。
と思って書いていたのに、こんな展開になってしまい、ちょっと罪悪感を感じております…。orz
まぁ本当に「世の中上手い話しばかりじゃない。」として
あなたも私も、しっかりと知識武装していかないと、ダイエット1つとってもおぼつかないと感じましたので、
よろしければ今後も一緒に学んで行けたらと思います。
こんな感じでピザやダイエット情報をどんどん紹介していきますのでよろしくお願いします。
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